2015年9月、国連総会において、より良い未来を実現するために、極度の貧困、不平等・不正義をなくし、地球環境を守るための計画として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択されました。この中で掲げられた、2030年までに実現すべき世界の姿が、「持続可能な開発目標(SDGs)」です。SDGsは、国際社会が2001年から15年にわたり取り組んだ「ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継であり、すべての国の普遍的な目標として位置付けられています。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、持続可能な開発目標を指します。これは、2030年までに「持続可能な世界を実現する」ことを目指す17のゴールと169のターゲットから成るものです。SDGsは、貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指しています。各目標は相互に関連しており、2030年までにそれぞれの目標とターゲットを達成することが重要です。