基本的な考え方

当社グループは、私たちの目指す姿として「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」を掲げています。この実現に向けて、社員一人ひとりが最大限に力を発揮できるよう、インナーブランディングおよびコミュニケーション施策を推進しています。
2025年8月には、当社グループ全従業員の協働により、新たな価値観を策定しました。これを行動指針として、「私たちの目指す姿」を実現していきます。

推進体制

当社グループのインナーブランディングは、拠点・グループ会社の社員から構成される「コミュニケーション委員会」が主体となって推進しています。委員は、それぞれの組織の特性や課題に応じて、価値観浸透やコミュニケーション活性化のための取り組みを企画・実行し、グループ全体での一体感を高めています。社員これらの取り組みを通じて、「私たちの目指す姿」や価値観が日常の業務やコミュニケーションの中に自然と根づいていくことを目指しています。

目標とKPI

2025年度目標

私たちの目指す姿の認知度 93%
(2024年度88.1%、2023年度85.5%、2022年度56.4%)

インナーブランディング

価値観ワークショップ

2024年度にグループ全従業員を対象に、価値観について語り合うワークショップを実施しました。
「挑戦し、変化を起こし、共に成長していく。その成長を称賛と感謝の言葉で後押しし、より良い明日をつくっていく。」この価値観が紡ぐストーリーのもと、現在の自分を価値観と照らし合わせて振り返り、他者の考えにも触れながら今後の行動変容につながる機会となっています。

キービジュアルの展開

社内外へのブランディング活動として「私たちの目指す姿」を視覚的に表現するキービジュアルを展開しています。金属資源が途切れることなく力強く循環し、さらなる価値を付加しながら成長していく様子を円形のデザインで表しています。金属を想起させるテクスチャーによって、「循環をデザインする」姿を表現しています。

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循環マップ

従業員一人ひとりが「私たちの目指す姿」実現のために、自身がどのような役割を担っているかを確認するためのコミュニケーションツールとして「循環マップ」を展開しています。役員の期初メッセージや社内イベント等、さまざまな場面で活用され、「私たちの目指す姿」の自分ごと化を促進しています。

コミュニケーション施策

インナーブランディング推進の土台として、自由闊達なコミュニケーションができる健全で風通しの良い組織であることが重要であると考えています。
そこで、①経営層とのコミュニケーション、②従業員一人ひとり、グループ全体がヨコでつながる、③一人ひとりのチャレンジを支援する方向性で、施策を展開しています。

施策一覧

施策名

内 容

徹也の部屋

社長が本社や各拠点で従業員と直接対話し、仕事に対する思いや課題、将来への期待などを語り合う社内番組「徹也の部屋」を2025年度より定期的に配信しています。現場の声を経営に届けるとともに、従業員が社長の考えに触れることで、相互理解を深める場となっています。

徹也の眼

社長が現場での気づきを発信する社内コラムです。現場で光る取り組みや、それを支える社員を紹介しながら、自身の視点や考えを共有しています。従業員は、会社の方向性を理解するとともに、自身の業務に新たな気づきを得るきっかけとなっています。

タウンホールミーティング

経営情報の伝達強化、双方向対話を目的として、タウンホールミーティングを開催しています。2024年度は、10のテーマで合計13回開催しました。

半日職場体験

従業員がほかの職場の仕事を半日間体験できる「半日職場体験」を実施しています。2021年度から開始し、80名以上が参加しました。

リバースメンタリング

若手従業員がメンターとなり、メンティーである経営層に対してメンタリングを行う仕組みです。業務と異なる立場でさまざまなテーマで議論することにより、互いに気づきを得る機会となっています。

経営層との対話集会

経営層がグループ各拠点に訪問し、従業員と対話する機会を設けています。2025年度は、価値観を題材に意見交換を行い、従業員からは価値観の実践事例や日々の課題に関する幅広い意見が寄せられ、活発な意見が交わされました。

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